「12月29日の新幹線、気づいたら窓側どころか指定席がほぼ埋まっていた」。年末年始の帰省でよく聞く失敗は、乗る日ではなく“発売日”を把握していなかったことが原因になっている場合がほとんどです。
JRの指定席は原則として乗車日の1か月前の同じ日の10時に発売されます。ところが12月31日のように前の月に同じ日付がない日は扱いが変わり、12月31日乗車分と1月1日乗車分はどちらも12月1日(火)の10時に一斉発売されます。こうした細かいルールを日付ごとに並べた「解禁日カレンダー」を作りました。
- 2026年12月22日〜2027年1月9日の乗車日ごとの発売日と事前受付の開始日
- えきねっと事前受付・スマートEXの1年前予約・10時打ちの使い分け
- 帰りのきっぷ(Uターン)を取り逃さない日程の組み方
- 早割が使えない12日間に交通費を抑える考え方
年末年始2026-2027 新幹線予約の解禁日カレンダー
まずは結論の表です。2026年10月1日時点のJR各社の発売ルール(1か月前の10時発売・前月に同じ日がない場合は当月1日発売)に沿って計算しています。えきねっとの事前受付は、発売日の1週間前の14時から発売日当日の9時54分までが申込期間です。
| 乗車日 | 一般発売(窓口・えきねっと・スマートEX) | えきねっと事前受付の開始 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 12/22(火) | 11/22(日) 10:00 | 11/15(日) 14:00〜 | — |
| 12/23(水) | 11/23(月) 10:00 | 11/16(月) 14:00〜 | — |
| 12/24(木) | 11/24(火) 10:00 | 11/17(火) 14:00〜 | — |
| 12/25(金) | 11/25(水) 10:00 | 11/18(水) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 12/26(土) | 11/26(木) 10:00 | 11/19(木) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 12/27(日) | 11/27(金) 10:00 | 11/20(金) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 12/28(月) | 11/28(土) 10:00 | 11/21(土) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 12/29(火) | 11/29(日) 10:00 | 11/22(日) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 12/30(水) | 11/30(月) 10:00 | 11/23(月) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 12/31(木) | 12/1(火) 10:00 | 11/24(火) 14:00〜 | 発売日が同じ12/1(EX早特 除外) |
| 1/1(金) | 12/1(火) 10:00 | 11/24(火) 14:00〜 | 発売日が同じ12/1(EX早特 除外) |
| 1/2(土) | 12/2(水) 10:00 | 11/25(水) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 1/3(日) | 12/3(木) 10:00 | 11/26(木) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 1/4(月) | 12/4(金) 10:00 | 11/27(金) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 1/5(火) | 12/5(土) 10:00 | 11/28(土) 14:00〜 | EX早特 除外 |
| 1/6(水) | 12/6(日) 10:00 | 11/29(日) 14:00〜 | — |
| 1/7(木) | 12/7(月) 10:00 | 11/30(月) 14:00〜 | — |
| 1/8(金) | 12/8(火) 10:00 | 12/1(火) 14:00〜 | — |
| 1/9(土) | 12/9(水) 10:00 | 12/2(水) 14:00〜 | — |
表を見ると、11月26日(木)が12月26日(土)乗車分、12月1日(火)が大晦日と元日の2日分、12月3日(木)がUターンの山になりやすい1月3日(日)乗車分の発売日にあたります。手帳やスマホのカレンダーに、乗車日ではなく発売日を先に書き込んでおくと取りこぼしが減ります。
「12月31日乗車=12月1日発売」になる理由
11月には31日がありません。JRのルールでは前月に同じ日付がない場合、乗車月の1日が発売日になります。そのため12月31日分は12月1日に繰り上がり、もともと12月1日に発売される1月1日分と同じ朝に重なる形です。大晦日に移動して元日を実家で迎えたい方と、元日に初詣を兼ねて動く方が同じ10時に集中するため、例年この日の10時台はアクセスが混み合う傾向があります。実際に、発売開始から数分で人気の時間帯が埋まる列車もあるため、比較的空いている穴場の時間帯(早朝6時台や夜20時以降)を第2希望に入れておくと安心でしょう。
年末年始のピーク日の目安
2025-2026年の年末年始では、東海道・山陽新幹線の指定席は下りが12月27日(土)、上りが1月3日(土)にピークを迎えたとJR各社が発表しています。2026-2027年は12月28日(月)を仕事納めとする会社が多く、休みは12月29日(火)〜1月3日(日)の6連休が基本形です。28日に休みを取れる方は26日(土)からの9連休となるため、下りは12月26日と29日、上りは1月2日と3日に予約が集中すると見込まれます。最新の予約状況は12月中旬にJR各社が発表するため、あわせて確認しておくと安心です。
えきねっと事前受付・1年前予約・10時打ちの使い分け
同じ「1か月前の10時」でも、使う予約サービスによって準備のしかたが大きく変わります。路線ごとに使えるサービスが違う点に注意してください。
| 方法 | 主な路線 | 申込できる時期 | 年末年始の強み・弱み |
|---|---|---|---|
| えきねっと事前受付 | 東北・上越・北陸・北海道・山形・秋田新幹線など | 発売日の1週間前14時〜発売日9時54分 | 10時の発売と同時に自動で手配。ただし結果メールはピーク日だと昼過ぎになることもある |
| スマートEX・エクスプレス予約の1年前予約 | 東海道・山陽・九州新幹線 | 乗車日1年前の5時30分〜 | 座席は申込時に確保。列車番号・座席番号の確定通知は1か月前の8時以降で、窓側などの位置指定は不可 |
| 10時打ち(発売日当日の操作) | 全路線 | 発売日10時〜 | 窓側・最前列など位置を選べる。アクセス集中で数分の遅れが命取りになりやすい |
東海道・山陽新幹線は「今すぐ申し込める」
スマートEXとエクスプレス予約は、乗車日の1年前から申し込める仕組みです。10月1日時点で、すでに年末年始のすべての日付が予約可能な範囲に入っています。申込の時点で座席は確保されるため、「とにかく29日の午前中の新大阪行きに乗れればよい」という帰省なら、11月を待たずに押さえておく方法が最も確実でしょう。
注意点は2つあります。1つ目は、1か月前より前の申込では窓側・通路側の指定ができないことです。確定後、乗車日の1か月前の10時以降に自分で座席位置を変更できますが、その時点で残っている席からの選択になります。2つ目は、早特商品が12月25日〜1月5日は設定されないため、1年前に申し込んでも料金は通常の発売額になることです。
東北・上越・北陸方面は事前受付の“1週間”を使い切る
えきねっとの事前受付は、発売日の1週間前から申し込めます。12月29日乗車なら11月22日(日)の14時から受付開始です。実は申込の順番が早いからといって有利になるとは限らず、発売日の10時に一斉に手配される仕組みと案内されています。慌てて初日に申し込むより、第1希望〜第3希望の列車を落ち着いて設定しておくことのほうが成功率を左右します。
えきねっとでは「トクだ値」などの割引も年末年始は設定が少なくなるため、料金を比べる際は割引なしの指定席料金を基準に考えておくと予算がぶれません。
10時打ちで座席を選ぶ場合のコツ
- 9時50分にはログインを済ませ、乗車区間・人数・列車を入力した状態で待機する
- パソコンとスマホの2台で同時に操作すると、片方がつながりにくいときの保険になる
- 座席表から選ぶより「窓側」などの条件指定で申し込むほうが確定までの時間が短い
- 家族で並び席が必要な場合は、3人掛けのA〜C席側を優先すると3人並びが取りやすい
帰りの新幹線(Uターン)の混雑を避ける日程の組み方
年末年始の予約で見落とされやすいのが帰りのきっぷです。往路と復路は発売日が別々に来るため、往路を確保して安心しているうちに、復路の発売日を過ぎてしまうケースが少なくありません。
モデルケース1: 12月29日出発・1月3日帰着(東京〜新大阪)
- 往路の発売: 11月29日(日)10時
- 復路の発売: 12月3日(木)10時
- スマートEXなら10月時点で往復とも1年前予約が可能
土日の発売日は窓口に並ぶより、ネット予約のほうが圧倒的に有利です。12月3日は平日のため、仕事中に操作できない方は1年前予約で先に確保しておくほうが確実でしょう。
モデルケース2: 12月30日出発・1月2日帰着(東京〜仙台)
- 往路の事前受付: 11月23日(月・祝)14時から
- 復路の事前受付: 11月25日(水)14時から
- 発売はそれぞれ11月30日(月)と12月2日(水)の10時
東北新幹線は全車指定席の「はやぶさ」が中心です。例年、指定席が満席でも立ったまま乗れる「立席特急券」が発売されることがありますが、長時間の立ち乗りは子連れや高齢の方には負担が大きいため、早めの指定席確保を優先しましょう。
年末年始の駅で困りやすいポイントと注意点
きっぷを確保できても、当日の駅で慌てるケースは少なくありません。時間帯別に起こりやすいことを整理しました。
- 朝7〜9時台: 東京駅・新大阪駅のコインロッカーは早い時間に埋まりがち。お土産を預けたい場合は乗車駅ではなく目的地側で探すほうが見つかりやすい
- 昼11〜13時台: 駅弁売り場の名物弁当は昼前に売り切れることも多く、ホーム上の売店は行列になりやすい
- 夕方16時以降: 改札内のトイレが混み合うため、乗車前に駅の外の商業施設で済ませておくと余裕が生まれる
- 雪の日: 関ケ原付近の降雪や東北・北陸方面の荒天で遅れや運休が出ることがあります。JR各社の運行情報アプリを入れておくと判断が早い
- 家族の送迎: 地方駅の駐車場は帰省客の送迎で満車になりやすく、待ち合わせ場所を駅から少し離れた場所に決めておくとスムーズ
年末年始の旅程全体(航空券・ホテルの予約開始時期や安い日)は、年末年始旅行2026-2027予約術にまとめています。新幹線の割引きっぷ全般は新幹線格安チケット2026秋もあわせてどうぞ。
早割が使えない12日間の料金対策とダイナミックパッケージ比較

東海道・山陽・九州新幹線の「EX早特」シリーズは、2026年度は12月25日(金)〜2027年1月5日(火)が設定除外日と公式に案内されています。この期間は早割で安くする発想を切り替え、次の3つで差を出します。
| 考え方 | 具体例 | 目安の効果 |
|---|---|---|
| 除外期間の外側で動く | 12/24以前に出発、1/6以降に帰着 | 東京〜新大阪のぞみでスマートEX比 片道1,500円前後安い早特が使える |
| 新幹線+ホテルのセット | 国内ダイナミックパッケージ・ツアー | 別々に手配するより数千円下がる場合がある |
| ネット予約の基本割引 | スマートEXの発売額 | 窓口のきっぷより片道200円前後安い |
たとえば12月24日(木)乗車でEX早特21を使うなら、21日前の12月3日(木)23時30分が予約の締め切りです。1月6日(水)に戻る場合は12月16日(水)が締め切りになります。除外期間の前後で1日ずらすだけで、往復で3,000円近く変わる区間も珍しくありません。
年末年始の新幹線移動を快適にする旅行用品・スーツケースの持ち物チェックリスト

年末年始の新幹線は、のぞみが全席指定席で運行される期間(2025-2026年は12月26日〜1月4日)もあり、車内は満席が続きます。荷物棚が埋まりやすく、ワゴン販売のない列車もあるため、乗車前の準備で快適さが変わります。
大容量モバイルバッテリー
座席のコンセントは全席にあるとは限りません。大容量モバイルバッテリー(10,000mAh前後)があれば、10時打ちの再挑戦や乗換案内の確認でスマホの電池を気にせずに済みます。
機内持ち込みサイズのキャリーケース
東海道・山陽・九州新幹線では、3辺合計160cmを超える荷物は「特大荷物スペースつき座席」の事前予約が必要です。機内持ち込みサイズのキャリーケースなら予約不要で、荷物棚にも収まりやすくなります。
ネックピロー
東京〜博多のように4時間を超える移動では、ネックピローがあると首の疲れがかなり違います。空気で膨らませるタイプなら帰りの荷物も増えません。
ノイズキャンセリングイヤホン
帰省ラッシュの車内は子どもの声やアナウンスでにぎやかになりがちです。ノイズキャンセリングイヤホンは、仮眠や動画視聴のストレスを減らしてくれます。
よくある質問

Q. 2026年12月31日の新幹線はいつから予約できますか?
A. 11月には31日がないため、12月1日(火)の10時に発売されます。1月1日乗車分も同じ日・同じ時刻の発売です。えきねっとの事前受付は11月24日(火)の14時から申し込めます。
Q. スマートEXで年末年始の新幹線をもう予約できますか?
A. 申し込めます。スマートEXとエクスプレス予約は乗車日の1年前から予約でき、10月時点で年末年始の全日程が対象です。座席番号の通知は乗車日の1か月前の8時以降になります。
Q. えきねっとの事前受付は早く申し込むほど有利ですか?
A. 申込順で有利になるとは限りません。発売日の10時に一斉に手配されるため、受付期間内に第3希望までの列車を設定しておくことが大切です。
Q. 年末年始にEX早特は使えますか?
A. 2026年12月25日(金)〜2027年1月5日(火)は設定除外日のため使えません。12月24日以前、または1月6日以降の乗車なら利用できます。
Q. 指定席が取れなかった場合はどうすればよいですか?
A. 発売日以降もキャンセルが出ることが多く、乗車日の数日前や前日に空席が出るケースもあります。こまめに空席照会を続けるか、時間帯をずらした列車、飛行機や高速バスとの組み合わせを検討してください。
Q. 往復を同時に予約できないのはなぜですか?
A. 発売日は乗車日ごとに決まるため、復路の発売日が来ていないと往復同時には買えません。スマートEXの1年前予約なら、往路と復路を同じタイミングで申し込めます。
年末年始の新幹線は「発売日」から逆算して動こう
年末年始の新幹線予約は、乗る日ではなく発売日を起点に考えるのが最大のコツです。東海道・山陽方面なら1年前予約で今すぐ確保、東北・上越・北陸方面なら事前受付の1週間を使って希望列車を整理しておきましょう。特に12月1日(火)は大晦日と元日の2日分が同時に発売されるため、カレンダーに印をつけておくと安心です。




