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  • 海外旅行保険ヨーロッパおすすめ2026 補償額・保険料比較・クレカ付帯・ETIASなど

    海外旅行保険ヨーロッパおすすめ2026 補償額・保険料比較・クレカ付帯・ETIASなど

    ローマのテルミニ駅で財布をすられた、パリの石畳でつまずいて手首を骨折した。ヨーロッパ旅行のトラブルは、命に関わる大事故よりも「よくある不運」が圧倒的に多いのが特徴です。ジェイアイ傷害火災保険の2025年度データでは、欧州で保険金が支払われた事故のうち36.7%が携行品損害で、他の地域と比べて盗難・破損の割合が高い傾向が出ています。

    一方で、医療費の高さも見逃せません。同社の加入者のうち事故に遭った人は22人に1人(4.5%)で、2025年度の治療・救援費用の支払い最高額は2,500万円を超えました。「クレジットカードの付帯保険があるから大丈夫」と考えている人ほど、補償額の中身を一度確認しておく価値があります。

    この記事でわかること

    • ヨーロッパ旅行で必要な治療費用・携行品損害の補償額の目安
    • ネット型海外旅行保険5社の保険料比較
    • クレジットカード付帯保険で足りるケース・足りないケース
    • ETIAS開始やチェコの保険要件など、2026年のヨーロッパ入国事情
    • スリ・置き引きに遭ったときの保険金請求の流れ

    ヨーロッパの海外旅行保険で必要な補償額

    保険選びで最初に決めたいのは「いくらまで補償されれば安心か」です。ヨーロッパ向けに必要な金額を項目別に整理すると、次のようになります。

    補償項目 ヨーロッパでの目安 理由
    治療・救援費用 2,000万〜3,000万円以上(できれば無制限) 入院・手術・家族の駆けつけ・医療搬送が重なると高額になる
    携行品損害 20万〜30万円 スリ・置き引き被害が多い。1個あたりの上限は10万円が一般的
    個人賠償責任 1億円以上 ホテルの備品破損や他人へのけがに備える
    航空機遅延・手荷物遅延 各2万〜3万円程度 乗り継ぎが多い欧州路線で起こりやすく、冬は荒天による欠航も増える

    欧州の医療費はどのくらいかかるか

    ヨーロッパの医療費は、外国人旅行者が自費で受診すると決して安くありません。目安として、初診料が約35〜160ユーロ(約6,500〜30,000円)、骨折の治療が約200〜1,100ユーロ(約4万〜20万円)、入院が1泊あたり約300〜1,100ユーロ(約5.5万〜20万円)と紹介されています。数日の入院に手術や日本への医療搬送が加われば、数百万円から数千万円の請求になることもあります。

    ジェイアイ傷害火災保険によると、海外での医療費の平均支払額は2005年度の4.9万円から2025年度は8.1万円へと約1.7倍に上がりました。円安の影響もあり、10年前の感覚で補償額を決めるのは危険でしょう。

    ネット型海外旅行保険5社の料金比較

    ネット型海外旅行保険5社の料金比較のイメージ

    出発前にネットで申し込めるタイプの保険は、空港カウンターで加入するより割安な傾向です。主要5社の「1日あたりの最安値」を比べると、次の通りです。

    保険会社 1日あたりの保険料(最安プラン) 特徴
    三井住友海上 306円〜 必要な補償を選んで組み立てられる。当日申込可
    SBI損害保険 406円〜 ネット専業で手続きがシンプル。当日申込可
    ソニー損保 406円〜 補償を選べるタイプで、不要な項目を外して調整しやすい
    エイチ・エス損保 408円〜 旅行会社HIS系列。当日申込可
    損保ジャパン 426円〜 大手の安心感と日本語サポート網

    表の金額はあくまで最安プランの目安で、渡航先・年齢・日数・補償額によって変わります。ヨーロッパ7日間で治療費用を厚めにしたプランなら、ネット型で1週間3,000〜6,000円前後に収まるケースが多いでしょう。三井住友海上のプラン内容は三井住友海上の海外旅行保険2026で詳しく比較しています。

    比較するときに見落としやすい3項目

    • キャッシュレス診療の提携病院:パリ・ロンドン・ローマなど主要都市に提携病院があるか。立て替え不要になるかどうかで、現地での負担が大きく変わります
    • 日本語サポートの対応時間:24時間365日対応か。時差のある欧州では夜間の対応が重要です
    • 携行品損害の免責金額:1事故あたり3,000円などの自己負担が設定されていることがあります

    クレジットカード付帯保険で足りるケース・足りないケース

    年会費無料のクレジットカードにも海外旅行保険が付いていることは多いものの、ヨーロッパ旅行では「中身」が足りないことがあります。

    利用付帯と自動付帯の違い

    付帯保険には、カードを持っているだけで有効になる自動付帯と、旅行代金や空港までの交通費をそのカードで支払ったときだけ有効になる利用付帯があります。近年は年会費無料カードの多くが利用付帯に切り替わっており、条件を満たさないまま出発してしまう失敗が目立つようになりました。

    治療費用が200万円前後にとどまることが多い

    年会費無料カードの治療費用は100万〜200万円程度のものが多く、ヨーロッパの目安である2,000万円以上には届きません。複数枚のカードを持っていると治療費用は合算できますが、それでも数百万円が上限になりがちです。

    パターン 判断 おすすめの対処
    年会費無料カード1枚のみ 不足しやすい ネット型保険に単独加入
    カード2〜3枚で治療費用を合算 短期旅行なら一定の備えになる 治療費用だけ上乗せできる保険で補う
    ゴールド以上で治療費用300万〜500万円 軽いけが・病気ならカバー可能 入院・搬送に備えて上乗せを検討
    持病がある・65歳以上 付帯保険では対象外の場合がある 持病対応プランのある保険を確認

    また、カード付帯保険は1回の旅行につき出国日から90日までが補償期間の上限になっているものが一般的です。長期の周遊や留学では期間切れに注意しましょう。

    2026年のヨーロッパ入国事情と保険の関係

    日本人が観光でシェンゲン協定加盟国に短期滞在する場合、ビザは不要で、多くの国では保険加入も法律上の義務ではありません。ただし例外があり、チェコのように一定額(3万ユーロ)以上の医療保険への加入や加入証明の携行を求める国もあると案内されています。クレジットカード付帯保険では補償額が足りないことがあるため、該当国に立ち寄る人は単独の保険を用意しておくと安心です。

    ETIAS(エティアス)は2026年10〜12月開始予定

    ヨーロッパの渡航認証制度ETIASは、2026年第4四半期の開始予定と案内されています。申請料は20ユーロで、オンラインで事前に申請する仕組みです。ETIAS自体は保険の加入を条件にしていませんが、出発前の準備物が1つ増えることになるため、保険とあわせてチェックリストに入れておきましょう。開始日は延期が繰り返されてきた経緯があるので、出発前に必ず公式の最新情報を確認してください。

    イギリスはETAが別途必要

    シェンゲン圏外のイギリスには、独自の電子渡航認証ETAが導入されています。ロンドンを含む周遊旅行では、ETIASとETAの両方が必要になる可能性があるので、旅程に合わせて確認しておきましょう。

    スリ・置き引きに遭ったときの保険金請求の流れ

    ヨーロッパで多いトラブルの代表が、観光地や駅でのスリ・置き引きです。被害に遭ったら、次の順番で動くと保険金の請求がスムーズになります。

    1. 現地の警察に届け出る:盗難証明書(ポリスレポート)がないと、携行品損害の保険金は原則支払われません
    2. クレジットカードを止める:カード会社の紛失・盗難窓口に連絡し、不正利用を防ぎます
    3. 保険会社のサポートデスクに連絡:必要書類と今後の流れを確認します
    4. 帰国後に請求:盗難証明書、購入時のレシートや写真などをそろえて提出します

    携行品損害は「時価」で支払われるのが一般的で、購入から年数がたった品物は購入価格より低い金額になります。また、置き忘れや紛失は補償の対象外になることが多い点にも注意が必要です。

    スリ・置き引き被害を回避する工夫

    エッフェル塔やトレヴィの泉のような人気の撮影スポットでは、写真に夢中になっている間にバッグを開けられる被害が目立ちます。人の少ない朝8時前後は観光客も少なく、混雑を避けたい人にとっての穴場の時間帯です。被害そのものを減らす工夫として、ワイヤー付きのスマホストラップや体の前で持てるショルダーバッグを使う旅行者が増えています。

    出発前の準備スケジュール例と持ち物チェックリスト

    実際に保険を使う場面を想定すると、出発前にそろえておきたいものがいくつかあります。

    時期 やること
    出発1か月前 カード付帯保険の条件を確認し、ETIAS・ETAが必要かチェック
    出発2週間前 ネット型保険を2社以上見積もり、治療費用と携行品損害の額を決める
    出発前日まで 保険に加入し、保険証券とサポートデスクの電話番号をスマホと紙の両方に保存
    帰りの空港 受託手荷物の破損・未着があれば、その場で航空会社の窓口に申告して証明をもらう
    • 保険証券(加入者証)の控えとサポートデスクの番号
    • パスポートの顔写真ページのコピー(盗難届の提出に使う)
    • 高価な持ち物の購入レシートや写真(携行品損害の請求用)
    • カード会社の紛失・盗難窓口の番号

    現地での通信手段も、トラブル時の連絡に欠かせません。地図や翻訳アプリを使う予定があるなら海外WiFiレンタル比較2026も参考にしてください。パリに滞在する予定の人はパリのホテル予約2026で治安の良いエリアもチェックできます。

    ヨーロッパのスリ・置き引き対策グッズを準備する

    携行品損害の保険は時価払いで上限もあるため、被害そのものを防ぐ工夫が大切です。ワイヤー付きスマホストラップやスキミング防止ポーチは出発前にそろえておきましょう。

    よくある質問

    海外旅行保険ヨーロッパおすすめ2026 よくある質問のイメージ

    Q. ヨーロッパ旅行に海外旅行保険は必須ですか?

    A. 多くのシェンゲン協定加盟国では、観光の短期滞在で保険加入は法律上の義務ではありません。ただしチェコのように医療保険の加入を求める国もあり、医療費や盗難のリスクを考えると、加入しておくことが強くすすめられます。

    Q. ヨーロッパの治療費用はいくらの補償があれば安心ですか?

    A. 2,000万〜3,000万円以上が目安です。入院や医療搬送が重なると高額になるため、予算が許すなら治療費用無制限のプランを選ぶとより安心です。

    Q. クレジットカードの付帯保険だけで行っても大丈夫ですか?

    A. 年会費無料カードは治療費用が100万〜200万円程度のことが多く、ヨーロッパでは不足しやすいでしょう。利用付帯の場合は旅行代金をそのカードで支払っていないと補償されない点も確認が必要です。

    Q. 1週間のヨーロッパ旅行で保険料はいくらくらいですか?

    A. ネット型保険なら、補償を厚めにしたプランでも1週間3,000〜6,000円前後に収まるケースが多いでしょう。年齢や補償額、持病の有無で変わるため、複数社で見積もりを取ってください。

    Q. 出発当日でも加入できますか?

    A. 三井住友海上・SBI損害保険・エイチ・エス損保などは当日申込に対応しています。ただし、自宅を出たあとに加入すると、自宅から空港までの間の事故は補償されないことがあるため、家を出る前の手続きがおすすめです。

    Q. スリにあったスマホは補償されますか?

    A. 携行品損害の補償があれば、盗難の場合は対象になるのが一般的です。1個あたり10万円までなどの上限があり、時価で支払われます。置き忘れや紛失は対象外となることが多いので注意してください。

    ヨーロッパのホテルも早めに比べる

    保険と同じく、滞在先のホテル選びも安全面に直結します。駅からの距離や口コミの治安評価を見比べ、無料キャンセルできるプランで先に押さえておくと安心です。

    保険と持ち物をそろえて出発前の準備を整えよう

    海外旅行保険ヨーロッパおすすめ2026 保険と持ち物をそろえて出発前の準備を整えようのイメージ

    ヨーロッパの海外旅行保険は、治療費用2,000万円以上と携行品損害の2点を軸に選ぶと失敗が減ります。手持ちのクレジットカードの付帯保険を確認し、足りない分だけネット型保険で補うのが、費用を抑えながら安心を確保する現実的な方法です。

    まずは旅行の日程と訪問国を書き出し、カードの付帯条件(利用付帯か自動付帯か、治療費用はいくらか)をチェックしてみましょう。そのうえで2社以上の見積もりを比べれば、自分に合った保険が見えてきます。ETIASの開始状況やチェコなど立ち寄る国の要件も、あわせて出発前に確認しておいてください。




  • 三井住友海上の海外旅行保険2026 保険料・補償内容・クレカ上乗せ・当日加入など

    三井住友海上の海外旅行保険2026 保険料・補償内容・クレカ上乗せ・当日加入など

    韓国3日間で1,540円、フランス8日間で3,370円。三井住友海上のネット専用海外旅行保険「ネットde保険@とらべる」の保険料例です。空港カウンターで慌てて入るよりずっと安く、しかも出発当日の自宅出発前まで申し込めます。

    ただ、同じ三井住友海上でも「窓口で入る書面申込みの保険」と「ネット専用の@とらべる」では値段も設計の自由度も違うのが実情です。クレジットカードに付いている保険との組み合わせ方を間違えると、払わなくていい保険料を払ったり、逆に肝心の治療費が足りなかったりします。

    この記事でわかること

    • 三井住友海上の海外旅行保険2種類の違いと、ネット加入が割安な理由
    • 行き先・日数別の保険料の目安(アジア/北米/ヨーロッパ)
    • タイプAの補償額と、北米・ヨーロッパ旅行で足りるかどうかの判断基準
    • クレカ付帯保険の「不足分だけ」を買うタイプKの使い方
    • 加入から保険金請求までの流れと、よくある失敗

    三井住友海上の海外旅行保険は「ネット専用」と「書面申込み」の2系統

    三井住友海上の海外旅行保険は、大きく分けて次の2つです。

    項目 ネットde保険@とらべる 書面申込みの海外旅行保険
    申込方法 インターネットのみ 代理店・空港窓口など
    保険期間 最長92日(1日単位) 最長2年程度まで対応
    加入できる年齢 69歳以下 商品・プランによる
    申込期限 出発60日前から自宅出発前まで 代理店・窓口の営業時間内
    保険料 割安(ネット割引) ネット版より高め

    公式の案内では、ハワイ14日間・ファミリープラン(4人)の条件で、書面申込みの同社保険と比べて約69%安くなる例が示されています(2018年5月時点の商品との比較)。代理店手数料や紙の事務コストがかからない分が保険料に反映されている、と考えると納得しやすいでしょう。

    観光や短期出張で3か月以内に帰国するなら、選択肢は実質的にネット専用の@とらべる一択です。93日以上の留学・駐在・ワーキングホリデーは長期向けの別プランになるため、ここからは短期旅行を前提に話を進めます。

    保険料の目安:アジア・北米・ヨーロッパ別の相場

    @とらべるの保険料は「アジア」「北米・ヨーロッパ・オセアニア」「アフリカ・中南米」の3区分と、1日刻みの旅行日数で決まります。個人セットプラン(タイプA)の保険料例は次のとおりです。

    行き先 日数 通常 リピーター割引後
    韓国 3日 1,540円 1,450円
    グアム 4日 1,690円 1,610円
    ハワイ 5日 2,030円 1,930円
    アメリカ本土 6日 2,360円 2,250円
    フランス 8日 3,370円 3,200円
    アメリカ本土 30日 14,270円 13,570円

    ※代理店サイトで公開されている保険料例をもとに作成。保険料は改定されることがあるため、申込前に公式の保険料シミュレーションで最新額を確認してください。

    ポイントは2つあります。1つ目は、2回目以降の契約でリピーター割引5%がつくこと。年に2〜3回海外へ行く人は、同じ会社で続けて入るだけで少しずつ安くなります。2つ目はファミリープランで、2〜5人をまとめて契約でき、2人で2,230円〜、5人で3,940円〜の価格帯です。家族4人でハワイへ行く場合、個人プランを4本買うより大幅に安く収まります。

    ハワイやグアムのような家族旅行なら、航空券とホテルがセットのパッケージツアーで先に日程を固め、その日数でファミリープランを試算するとスムーズです。ツアー代金をカードで払えば、利用付帯の条件も同時に満たせます。

    タイプAの補償内容と「北米・ヨーロッパで足りるか」問題

    個人セットプランのタイプAは、次の補償がセットになっています。

    • 傷害死亡・傷害後遺障害:各1,000万円
    • 疾病死亡:1,000万円
    • 治療・救援費用:1,000万円
    • 賠償責任:1億円
    • 携行品損害:30万円
    • 航空機寄託手荷物遅延等費用:10万円
    • 弁護士費用等:100万円、テロ等対応費用:10万円、緊急歯科治療費用:あり

    アジアやグアム・ハワイの短期旅行なら、この構成で困る場面は少ないでしょう。気をつけたいのはアメリカ本土とヨーロッパです。アメリカでは救急搬送と数日の入院だけで数百万円、手術や家族の駆けつけが加わると1,000万円を超える請求になることもあると言われています。スイスや北欧も医療費の水準が高い国として知られています。

    そのため北米・ヨーロッパへ行く場合は、次のどちらかで治療・救援費用を厚くしておくと安心です。

    • @とらべるの自由設計で治療・救援費用を上げる(数百円〜の追加で済むことが多い)
    • クレジットカード付帯保険の治療費と合算して、合計2,000万〜3,000万円以上を確保する

    携行品損害30万円も、一眼レフやノートPCを持っていく人には少なく感じるかもしれません。ただし携行品損害は1品あたりの上限(多くは10万円)が設けられているのが一般的で、高額品は補償額を上げても全額は戻らない点に注意が必要です。

    クレカ付帯保険と組み合わせる「タイプK」の考え方

    三井住友海上の海外旅行保険とクレジットカード付帯保険を組み合わせる準備(パスポートとカード)
    Photo by DΛVΞ GΛRCIΛ on Pexels

    @とらべるには、クレジットカード付帯保険で足りない部分だけを補うタイプK(クレカ上乗せ向けプラン)があります。カードの保険に治療費はあるけれど金額が小さい、というケースで役に立ちます。

    組み合わせる前に、手元のカードについて次の3点を確認してください。

    1. 自動付帯か利用付帯か:2023年以降、年会費無料カードを中心に「旅行代金をそのカードで払ったときだけ有効」な利用付帯へ切り替える動きが続いています。条件を満たさないと補償はゼロです
    2. 疾病治療費用の金額:傷害死亡は最高2,000万円などと大きく書かれていても、病気の治療費は100万〜200万円というカードも少なくありません
    3. 補償期間:多くのカードは出国から90日まで。短期旅行なら問題になりません

    治療費用は複数のカード・保険の金額を合算できるのが一般的です。たとえば治療費200万円のカード2枚と、タイプKで上乗せした分を足し合わせて考えます。一方、傷害死亡は合算されず最も高い金額が上限になるため、死亡保障を買い足すより治療・救援費用に保険料を回したほうが効率的です。クレカ付帯保険そのものの比較は、海外旅行保険のクレカ付帯と単体保険の比較記事にまとめています。

    加入から保険金請求までの流れ

    出発前:航空券が決まったらすぐ申し込む

    海外旅行保険の加入とあわせて航空券や旅程を地図で計画する様子
    Photo by Vlada Karpovich on Pexels

    保険の日数は航空券の日程で決まるため、航空券やツアーを確定した直後に保険を申し込む流れが効率的です。旅行代金をカード払いにすれば、利用付帯のクレカ保険も同時に有効になります。海外航空券を比較サイトで固めてから保険の日数を入れると、二度手間になりません。

    申込期限は出発60日前から当日の自宅出発前までです。出発前のスケジュール例を挙げると、次のような流れになります。

    • 出発30〜60日前:航空券・ツアーを確定し、支払うカードの付帯保険を確認
    • 出発14日前まで:@とらべるで保険料を試算して申込(クレカ保険が薄ければタイプKで上乗せ)
    • 出発前日:専用アプリに契約情報を登録し、持ち物リストに「保険契約の控え(スクリーンショット)」「補償対象のクレジットカード」を追加

    申込は公式サイトから行い、行き先・日数・プランを選ぶと保険料が画面に出る仕組みです。支払いはクレジットカードで、完了すると契約内容がメールで届きます。注意したいのは「自宅を出発した後」には申し込めない点です。空港に向かう電車の中で申し込むのはルール上対象外になるため、前日の夜までに済ませておくのが安全でしょう。

    旅行中:キャッシュレス受診と24時間日本語サポート

    出発前の空港で海外旅行保険の加入内容をスマホで確認する旅行者
    Photo by Gustavo Fring on Pexels

    現地でケガや病気をしたら、まず24時間・日本語対応のアシスタンスデスクに電話します。提携している世界約1,600の病院であれば、窓口で治療費を払わずに受診できるキャッシュレス・メディカルサービスの対象です。専用アプリ(iOS・Android)に契約情報を入れておくと、電話番号や証券番号を探す手間が省けます。

    旅行中に保険を使う場面として多いのは、屋台やローカルグルメでの食あたり、観光スポットや駅でのスリ・置き引き、帰りの便の欠航や出発中止による追加宿泊などです。とくに航空機遅延による宿泊費や、預けた荷物が届かないときの衣類購入費は、@とらべるの航空機寄託手荷物遅延等費用(10万円)などでカバーされる範囲かどうかを事前に確認しておくと慌てずに済みます。

    帰国後:請求に必要な書類

    キャッシュレスが使えなかった場合は、立て替えた後に請求します。病院の領収書と診断書、携行品の盗難なら現地警察の被害届出証明(ポリスレポート)が必要です。ポリスレポートは帰国後に取りに戻れないため、盗難に遭った当日に警察へ行くのが鉄則です。

    他社のネット海外旅行保険と比べるときの見方

    ネット専用の海外旅行保険は、損保ジャパンの「off!(オフ)」、東京海上日動系の「t@biho(たびほ)」など複数あります。保険料だけを並べると数百円の差になることが多く、次の観点で選ぶほうが後悔しにくいでしょう。

    比べる観点 チェックすること
    治療・救援費用の上限 北米・欧州なら2,000万円以上に設定できるか
    キャッシュレス対応病院 行き先の都市に提携病院があるか
    加入期限 当日の自宅出発前か、空港でも入れるか
    年齢上限 @とらべるは69歳以下。70歳以上は別商品を検討
    リピーター割引 年に複数回行く人は差が積み上がる

    三井住友海上は国内大手損保の一社で、キャッシュレス提携病院のネットワークと日本語サポートの安心感が強みです。保険料の安さだけなら他社が数十円〜数百円安いこともありますが、トラブル時の対応力を重視する人に向いています。

    三井住友海上の海外旅行保険でよくある質問

    Q. 出発当日に空港で申し込めますか?

    A. @とらべるは「自宅を出発する前まで」が申込期限です。空港に着いてからの申込は対象外になるため、遅くとも出発当日の朝、家を出る前に手続きを終えてください。

    Q. 70歳以上の親と一緒に旅行する場合は?

    A. @とらべるの被保険者は69歳以下です。70歳以上の方は、代理店経由の書面申込みの海外旅行保険など、年齢条件の異なる商品を検討する必要があります。

    Q. 持病がある場合も補償されますか?

    A. 一般的な海外旅行保険では、出発前から治療中の病気(既往症)の悪化は補償対象外です。ただし旅行中に急激に悪化した場合の応急治療に一定額を支払う特約を設けている保険もあるため、重要事項説明書で条件を確認してください。

    Q. 旅行日程が延びたら延長できますか?

    A. 帰国日が延びる場合は、保険期間が終わる前に連絡すれば延長手続きができるのが一般的です。期間終了後の延長はできないため、延泊が決まった時点ですぐに連絡しましょう。

    Q. クレカ付帯保険があれば入らなくていいですか?

    A. アジアの短期旅行で、カードの疾病治療費用が十分かつ自動付帯なら、追加加入しない選択もあります。北米・ヨーロッパへ行く場合や、カードが利用付帯で条件を満たしていない場合は、タイプKなどで不足分を補うほうが安心です。

    Q. 旅行をキャンセルしたら保険料は戻りますか?

    A. 保険期間が始まる前であれば、解約手続きで保険料が返還されるのが一般的です。出発日が決まったら早めに加入し、予定が変わったら解約する運用でも損はほとんどありません。

    出発日が決まったら三井住友海上の保険料を試算しておこう

    三井住友海上の海外旅行保険をネットで入るなら@とらべるが基本で、韓国3日間なら1,500円前後、ヨーロッパ8日間でも3,000円台に収まります。北米・ヨーロッパは治療・救援費用を厚めにし、クレカ付帯保険がある人はタイプKで不足分だけ補う組み合わせが効率的です。

    保険料は出発60日前から試算できます。航空券の日程が決まったタイミングで公式シミュレーションに行き先と日数を入れ、手持ちのカード保険と並べて足りない補償を確認しておきましょう。